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第8回レメディ研究部 報告 其の2  ラーチ

第八回レメディ研究部 報告 其の2  ラーチ

ラーチ

『ラーチのネガティブな感情は、人間に本来備わっているものではなく、トラウマや挫折に対する反応として現れてきたもの。これは人生の道筋で乗り越えるべき困難を象徴する、煮沸法のレメディの特徴である。』(かたちとはたらきp204)
とあるように、本来は持ち合わせていなかったが後天的に獲得してしまった思い癖、性格のようなニュアンスを感じる。
一方で、「ラーチタイプの人は」という記述やラーチの弱々しい自信のなさ、劣等感についてとても多くのことが書かれているのを目にするが、『先天的にラーチのタイプ』ということはあり得るのだろうか。
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以下は、このテーマについての参加者それぞれの見解や経験である。

・本人にまだ意識がない頃にすり込まれたような否定の気持ちでも、それは後天的といえるのではないか。
・原罪というような、人のDNAの記憶として持つ劣等感はどうなんだとうか。
・そもそもの原因がはっきりしていてどうしようもなくラーチになってしまった子を持つが、同じ環境で育った弟はラーチと無縁な強さを持っている。劣等感や自信のなさ、というラーチの性格というより、はねのける強さを持たないタイプがラーチになりやすいと言えるのではないか。それを先天的ととらえたらどうだろう。
・逆に「私は自信があります!」とどんな時でも自信満々に生きていける人はいるのだろうか?・コンサルテーションで、ラーチを自ら自覚し、希望して飲む人はとても多い。クライアントの中には見るからに弱々しく、声も小さく、自信がない様子の人もいれば、この人のどこに自信がないのかと不思議に思うが、「自信が持てないんです」と話すクライアントもいる。現れ方は違うが、、ひどい打撃を受けて自信喪失や劣等感に苛まれている人も記憶に残っていないような遠い過去に、親から否定的な言葉を浴びせられ、刷り込まれた感情のために人生を生き生きと生きられない人も、もともとのラーチのポジティブな面を持ち合わせていることに気づいて、自信を取り戻してほしいと思っている。

ムード的に、近々のできごとや体験からラーチのネガティブな状態になる場合は後天的であるととらえることができ、タイプ的な場合は個々の気質や「人」がDNAレベルで持っている劣等感、つまり先天的、潜在的なものだととらえることができるだろうか。
らーち3

◆ラーチとは

ラーチのジェスチャーは、自信のなさにつながる印象があるが、様々な視点からラーチにせまってみると、実は強く頼もしい姿もみえてくる。

・ラーチの植物としての姿に、自信のなさの表れを重ねた記述も多いが実際にカラマツを見ると、大きくどっしりして尚且つ繊細さも併せ持つ樹木という印象を持つ。  
・『繊細な精神構造の人に使われる。実際にはたくましい硬い材からできているいるのだが、力強いモミの間で、自分が白鳥と知らずにいる醜いアヒルの子のように立っている。』(魂の植物p156)
・『明確で力強い幾何学的形状が見られない自信のない様子』(からちとはたらきp207)とあるが、幾何学的形状でなければ弱いのか?かたちに概念を与えると物質として成り立つという考え方もある。←実際のところ植物によっては、葉の形の比、茎の本数、整った形状など、驚くほど法則に当てはまる秩序だった植物は確かにある。しかし、それが植物の強さとは直接的に関係はないと思われる。日に当たって立ち上がる力の強い弱いがあるように、植物の強さは個体差や種による違い(DNA)もあるだろう。
弱々しく、自身のない様子にフォーカスしがちではあるが、ラーチは先駆性樹種(パイオニアツリー)であり、本来は環境条件の厳しい森林限界に育つ、生きようとする強い意志を持った樹木である。また、ラーチの材は昔からその硬さに信頼を得て人々の生活に多く取り入れられてきた。

上記のように、ラーチほどネガティブ、ポジティブ両方の見方がたくさんできる植物も珍しい。それゆえに捉えにくいが、ラーチのネガティブな状態がプラスに転じた時の良い点が非常に多く引き出されるのではないかと期待を交えた思いを抱いた。
らーち3

・「失意と絶望」のカテゴリーには共通して「完璧」である状態を自分に想定して、それより汚れている、責任を果たせない、うまくできない…などのようにマイナスばかりを見てバランスを崩すようだ。 
・『肯定的な面は、人生に喜んで突進する…自ら進んでリスクを冒し結果を考えて思いとどまることを決してしない。』(フラワーレメディ・ハンドブックp202 )
・『人生に飛び込むことを怖がらないようにしましょう。 私達がこの世にいるのは、経験と知識を得るためです。』 (汝自身を癒やせ  第四章)


私たちは、ラーチのレメディの力を借りて、人生にダイブし、経験と知識を得ながら自分の中にある真の強さや自信を取り戻すことができるのだ。



以前みなでラーチを読んだ時のまとめ

「ラーチのキーワードの一つに『劣等感』があるが、本文の中には劣等感という言葉が出てこない。また、今までの自分の捉えと違うように感じる」という参加者の投げかけがあって、各々が経験や本文の記述に沿ってラーチについて発言し合った。
        
人は皆、 潜在的には『できる』という思いを誰もがもっている。
しかし、トラウマやネガティブに捉えている経験のせいで ラーチの状態になり、その人の受け止め方や経験の深さの違いによって、浅い自信のなさや深い劣等感など、さまざまな状態が現れるようだという捉えになった。

また、種子に関する記述で、 人生を漂うように生きる傾向を示しています。  
物質世界との関わりから一時的に離れる傾向があるのです。という箇所について

・自分の可能性や内面の葛藤、困難な課題やたくましく順応しようという腹が決まるまで一時的にその状況から離れることを意味している。
・離れることで自分を守っているのかもしれない。
・自分が根付ける着地点を探しているようにも感じる。
ラーチ1

さらに、種子が風に乗って遠くへ運ばれるというということと物質世界との関わりから一時的に離れる傾向という観点で似通っていると書かれているクレマチス、ワイルドオート、ホーンビームとの違いと共通点についても明らかにしてみたいという意見が出た。

ラーチには語るべき長い物語があります。数世代の球果は、生命の連続性の証です。
という記述からもラーチのさまざまな特性に深みを感じるとともに、命の連続性についてしみじみ思いを至らせた。

ラーチの状態のネガティブな面とポジティブな面がジェスチャーを通してはっきりと見られることは、東山植物園でのカラマツの定点観察で実際に見つめているジェスチャーとリンクし、非常に興味深く感じる。

また、ラーチは厳しい環境に根付きながらも、自らの落葉によって荒地や原野をゆっくりと肥沃な大地にしていく。これは、このレメディがラーチの状態や失敗を恐れる性質を乗り越える助けとなり、その結果、自分の可能性を信じ、困難にも勇敢立ち向かい、強い意思を持って目的を達成したり、自らの人生に訪れたチャレンジに飛び込み、人生を豊かにしたりすることができるようになることを示しているようでもある。

この時のまとめと今回を比べてみて感じたことは、その時の研究会に参加したメンバーと持ち寄った思いとその場の空気によって、その時にだけ奇跡的に現れるレメディの形というものがあるのだな、ということ。
心と頭をぐにゃぐにゃ動かしながらの二時間はとても充実した時間だった。
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Author:bachmania38
東海地区バッチフラワーレメディのプラクティショナーのコミュニティー「BFRP東海」のちょっとマニアックなブログです。

バッチフラワーレメディやレメディの開発者であるバッチ博士の哲学の研究や研修の報告をはじめ、レメディのもとである植物の詳しい観察記録などを綴っていきます。

公式ブログ「バッチフラワー東海だより」のきょうだいブログです。

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