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1月のレメディ研究部 アスペンの回

レメディ研究部 アスペンの回

アスペンあ
わずかな風にもヒラヒラ、サワサワと葉を揺らして音を奏でるポプラは、ヤナギ科ヤマナラシ属で英名はアスペンです。北海道大学のポプラ並木は有名ですが、身近な公園や学校の境界にもよく数本並んで植えられています。
障害のある子どもたちの施設のブランコの後ろにあったのは、今思えばアスペンでした。人との境界がとても薄く、敏感で不安そうな子どもたちをサワサワと見守ってくれていたのかもしれません。目をつむると風にそよぐ葉音が今も聞こえてきます。


神話
アスペンにはたくさんの神話がありますが、全く違う文化や宗教であるにもかかわらず、共通点がたくさんあることに驚かされます。
「なりたい自分になれるエッセンス」には、カナダのブラックフット族のナッピという神様が、大地を偵察するために人間に姿を変えて森に入ったときに、ポプラがとった尊大な態度に腹を立て雷を落とした。と書かれています。恐ろしさは根っこの先まで伝わり、恐ろしさにブルブル震え出した。人や動物も偉そうな態度をとり、グレートスピリットの導きを信じなければ、得体のしれない恐怖や不安で年中ブルブル震えなくてはならない、という警告を与えたのです。キリスト教に伝わるアスペンの話はよく知られていますが、よく似ていますね。
しかし、ここでふと思います。「神は恐れる対象なのか。」生贄を捧げたり懺悔したり、恐怖や罪悪感と繋がりますが、バッチの遺産からは「神=光=愛」と読み取れます。愛で満たされれば、恐怖で縛る必要はなくなるのかもしれません。

「古代ケルト聖なる樹の教え」p.197 には、ポプラは耳を澄ませて聞いている。神からの伝言を。風が運んでくるのを待つ。ポプラは魂の耳で内なる声を聞く。とあり、ポプラの精霊は…風の使者としての存在、言葉を話すたぐいまれな感性、自らの魂を保護する才能 だそうです。p.200には盾を作るのにポプラを好んで使ったが、それは「聖なる戦士の盾」と呼ばれ、あらゆる恐怖に打ち勝つ樹木であり続けた。という記述があります。話術や魔よけのおまじないにアスペンが使われるのは、偶然ではなさそうです。
蘇民将来の護符にもアスペンが使われているそうです。日本各地に伝承があり、様々な形の護符があるようですが、信濃国分寺の護符はドロヤナギというハコヤナギ属のポプラの一種だと文献にあります。日本でも、アスペンには魔よけの力があるとわかる人がいたということでしょうか。なんだか嬉しいですね。

ケルトの暦で秋分の頃に位置付けられているアスペンは、昼と夜、男と女、肉体と霊体、意識と無意識という二つが均衡している象徴でもあります。
「なりたい自分になれるエッセンス」には、一人の人間の中に内気で臆病な面があるのと同時に、正反対の傲慢な面を持つようになることがあります。と書かれており、アスペンのレメディが、雌花、雄花両方を使って作られていることからも、二つのものをつなぐという意味を感じます。

敏感
「バッチの花療法」p.49に、アスペンを必要とする人は、自分を守る殻をもたないで生まれてきた。というバッチ博士の言葉が記されています。
「木の癒し」p.89には、皮膚が薄すぎて生まれた人と表現され、アスペンの敏感さがよくわかります。

ロックローズの回では夢を見て泣き叫ぶ夜驚症の話が出ましたが、アスペンの場合は、強い不安や恐怖が差し迫った夢を見て、発汗、頻脈など軽い自律神経亢進状態を生じながらもじっと体は動かさないことが多く、「悪夢障害 Nightmares Disorder」と呼ばれているようです。アスペンをたびたび必要としている人が「自分はまさにこれではないか!」と驚いてみえました。睡眠時だけでなく、日中も不意に感じるわけのわからない恐怖感もあるということで、HSP(Highly sensitive person)の本も読まれたそうですが、コンサルテーションでもこのようなケースの方は割と多く、アスペンを飲んですぐに安らぎを感じたり、一定期間飲むことで改善したりするお話がありました。「自分だけが特別ではなく、周りのみんなも同じだと思っていた」と言われる方が多いそうです。
原因は、ストレス、心的外傷、遺伝、パーソナリティ障害、精神疾患などと言われているようですが、
親子や兄弟やいとこで、一人で眠ることや暗いところを極端に怖がるところが似ていることがあるのも、遺伝といえるのでしょうか。吸枝で増える(同じDNAのクローン)アスペンのジェスチャーと関連があるかもしれません。
また、6歳~10歳頃が悪夢のピークであるということと、※9歳の危機との重なりは偶然ではないでしょう。
(※自他の区別がはっきりと認識される自我の成長とともに、この世の根源的なものがわかってきて、死や闇を怖がる時期)
「花が癒す女性の心と体」には、性の目覚めの頃や閉経期(更年期)に使うとよいとされ、マスタードやウォルナットと併用されることが多いです。違うステージの扉を開けるときは、未知への恐れを感じることが多いですものね。
「バッチの花療法」p.50には、この性質の人の内面は揺らいでいます。彼らは目に見えるものも見えないものも含め、自分を取り巻く環境に、地震計のように敏感に反応します。彼らは無意識のうちにアンテナを張っていて内面の葛藤が生まれてくる状態や他人の心理の動きをキャッチします。とあります。
アスペンの人の敏感さが如実に表現されています。

アスペンい
植物のジェスチャーから
ヤナギ科の特徴として水辺に生息することが多いアスペンは、水を求めて根を浅く広く張ります。そのため台風などで倒れやすいですが、この様子はアスペンの人が、現実世界とのつながりが薄いという状態を見せてくれているのかもしれないと思いました。第6,7チャクラは発達しているのに第1チャクラ(ルートチャクラ)が弱いというイメージでしょうか。第1チャクラがしっかりしていると、地に足がついた状態で、落ち着いた力強いオーラを放ち、直感的に自分に必要なものはどんなものでも手に入るということがわかっており、肉体的、感情的な安らぎを手にしている。といいます。
色で表現するなら、青や紫が強くて赤やオレンジが弱いということでしょうか。服の色も赤やオレンジは着ないというアスペンの人がいましたが、人は必要な色の補色を好むとお聞きし、なるほどと思いました。アスペンのレメディの母液は濃いワイン色とどこかで読んだことがあります。これもアスペンの恩恵なのかもしれません。

パイオニアプランツとして生長が早いために成木の樹皮はひび割れて剥落し、枝も折れやすく寿命も短いです。孤独であるがゆえに自分で自分を守るしかなく、生き急いでいるようにも見えます。バッチセンターのアスペンも幹はひどくひび割れでいたそうです。そんな樹皮を見ると、内部に膨れ上がった恐怖がそうさせたのではないかという思いがします。

レメディの働き
私たちはもともと普遍的な愛(ユニティ)と繋がっているはずですが、生まれてから今までの体験の中で無意識に刷り込まれた不安や恐怖が、敏感に受け取った刺激により呼び覚まされて霧のように広がり、繋がりを遮ってしまうのではなかと想像します。そしてユニティから切り離されたような孤独を感じ、いつしか普遍的な愛を信頼できなくなってしまう。そして自分の魂の声も聞こえず不安や恐怖の中に取り残されてしまっているのがアスペンのマイナスに傾いた状態なのではないかと思います。

「バッチの花療法」p.51に 潜在意識下でプログラミングされている、自分を苦しめるできごとをアストラル領域から引き寄せることがあるからです。とあります。次ページにはオカルト、迷信の恐ろしい魅力に取りつかれる。とも。
そしてp.51に アスペンの薬剤を用いると恐怖心や不安感が薄れ、内的な自信が増すのを感じます。そして、恐怖心の奥には、私たちが最終的にたどり着き安らかに抱かれるであろう、深い意味を持つ大いなる「なにか」が存在するということに気づきます。すべてのものごとの奥には、大いなる神の法則、神の愛の力があり、恐れる必要はまったくないのだということがわかってきます。と書かれています。

アスペンの肯定的な面では「フラワーレメディハンドブック」p.77 すべての事柄の裏には普遍的な愛の力を知っているが故の恐れのなさ。いったんこの認識に到達すると、我々は痛みの苦しみも、心配や悩みや恐れも越えてしまう。生の喜び、死の喜び、そして我々が不死であることの喜び以外のすべてのものを越えてしまう。こうなると、経験や冒険が我々を天国の家に導いてくれ、あらゆる危険、あらゆる困難をも恐れずにその道を歩いて行けることを知って、経験を招き、冒険を招来させたいという願望が生じる。というバッチ博士の言葉がありがたく響きます。



自分を悩ませる感情は、ネガティブ=マイナス=悪い?  
いいえ、感情に善い・悪いはありません。私たちはたくさんの体験をするために生まれてきました。いろいろな感情を味わうこともそのひとつです。38種類の感情、どれも大切な贈り物です。贈り物を受け取る手助けをしてくれるのがレメディなのかもしれません。
あなたには、アスペンの理由のわからない恐れの感情を贈り物に変える力があります。
霧の向こうへ、光の中でキラキラと揺れる楽し気なアスペンの話を聞きに行きましょう。
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bachmania38

Author:bachmania38
東海地区バッチフラワーレメディのプラクティショナーのコミュニティー「BFRP東海」のちょっとマニアックなブログです。

バッチフラワーレメディやレメディの開発者であるバッチ博士の哲学の研究や研修の報告をはじめ、レメディのもとである植物の詳しい観察記録などを綴っていきます。

公式ブログ「バッチフラワー東海だより」のきょうだいブログです。

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