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第33回 レメディ研究部 活動報告 ロックローズ 

ロックローズ

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五弁の花びらを、太陽に向かって平らに広げる黄金色の花、ロックローズ。ハンニチバナ科に属し、花びらは、くしゃくしゃのシルクのようで、開花して、半日~1日で散ってしまいます。
ゲンチアナの翌年に同じチルタン丘陵で発見されましたから、バッチ博士は前年も出会っていたはずです。12ヒーラーズの最後のこの花の見つけにくさは、救急用のレメディという位置づけからもわかるように、状況に対処するためのレメディの印象が強いからでしょうか。               
12ヒーラーズを12のタイプレメディと考える研究者もいます。他のレメディに比べて単体で使うことの少ないレメディの一つですが、レスキューレメディ(の中に入っていますので)としてはかなりお世話になっていますね。

タイプレメディ?ムードレメディ?
それぞれの体験やコンサルのケースを振り返ると、ロックローズはタイプレメディかどうか考えの分かれるところです。感情を揺さぶるような出来事が何もないのに、パニックに陥ることがあるのか?と考えると、状況によって引き起こされる感情であるとも思われます。でも、同じ出来事に遭っても、その感情が浮かび上がってこない人もいるということは、タイプであるとも思われます。

子どもの頃から、おとしめられる、辱められる体験をした経験がある方は、そのような状況に自分が陥ることを極端に恐れる傾向にあります。
同じように、
・家族の病を遺伝的に自分も受け継いでいるのではと恐れる気持ち
・喘息の発作がまた起こるのではという恐れ
・いついじめられるかと怯えながら学校生活を送る日々
・蛇ににらまれた蛙のように強い者からの圧力に震え上がる恐れ
・水に溺れた体験が恐怖になってしまったケース
・綿密に計画を立てて生きている人が不測の事態に陥ったときにパニックを起こす時
・前世から持ち越した恐怖が今世では実感を伴わない形で表れた恐怖
・「死ぬこと」ではなく、「死そのもの」に対する恐怖
・記憶にさえ残さないように隠してしまったような感情が亡霊のように恐怖として残ったような…
トラウマというスターベツレヘムや漠然とした不安のアスペンを選択したくなりますが、ロックローズかもしれない状態は意外と身近にあるのではないかと思います。
パニックに陥った時、まわりが恐れを抱くほどのめちゃくちゃな行動をとる場合もありますし、ひたすら凍りついて誰にもわからない場合もあるようです。

「バッチのフラワーレメディ 植物のかたちとはたらき」p.128には、ロックローズの人の抱く恐怖は表に出ないので、おそらく他人が気づくのは難しいでしょう。とあります。見えないパニック状態に共鳴する人だけが、このレメディの特質をはっきり理解できるのです。と。

コンサルテーションで、レスキューレメディよりロックローズが必要だとはっきりわかり、長期に飲んでいただくこともありました。パニック障害の方にチェリープラムとロックローズを飲んでいただくと、感情が落ち着くことが多いようです。常用している薬を減薬するときにも助けになることから、また症状が起こるのではないかとかコントロールできないのではないかという、「いつその時が来て、その状態になるかわからない恐怖」を和らげてくれるのかもしれないと思われます。

このようにある出来事がきっかけとなり、またいつ起こるかわからないと、長い間常に恐怖にさらされることで、タイプのようになっているとも考えられます。大人になるとなんとかその状況をごまかしたり、コントロールしたりする術を身につけますから、子どもの方がロックローズの状態が現れやすいようです。

科学的な考え方と見えない世界とのバランス
「バッチの花療法」p.196に 悪夢にうなされ、大きな叫び声をあげて眼が覚めた子どもには、気分が落ち着くまでロックローズを飲ませてください。とあります。子どもの頃に、夜、これ以上の恐怖はないというほどの夢なのか現なのかわからないような状態に何度も襲われた経験があります。闇、死、宇宙に永遠に漂うような底知れない恐怖。前世をみてもらうと納得できる人生がありました。また、「夜驚症」という病名にも当てはまるところがあります。

失恋した時に「胸が痛い」と感じますが、チコちゃんによりますと、恋をするとステロイドが分泌され、血圧と心拍数が上昇し興奮状態になるそうです。分泌中は心臓に負担がかかるものの恋愛中は気にならなくて、恋が終わってしまうと、痛みを感じるという科学的な説明ができるそうです。胸が痛いほどの感情は目に見えませんが、分泌された物質が痛みを引き起こすことは、科学的に説明できるという不思議。

化学物質過敏症にも当てはまる部分もあるけれど、かなり深く精神に異常をきたした親戚について、見えない世界が見える人の話では家族カルマが原因と言われました。

ロックローズの恐怖を紐解く中、目に見えない世界の力の大きさを感じますが、同時に科学的な説明もできる
ことから、どちらが正しいといことではなく、対立する観念でもなく、共存したものであると言えそうです。
バランスよく理解することで自分を癒すことになりますね。

黄色
「花と錬金術」p.90には 第三チャクラは太陽神経叢にあると言われているエネルギー中枢です。黄色いエネルギーの渦が見られ、自尊心や自信が関係する座です。…このチャクラが滞ると、拒絶や批判を恐れると言います。そのような時に、このチャクラを活性化することで、恐れを消し去ることができます。

「バッチの花療法」p.197には このような(ロックローズのマイナス)状態は太陽神経叢に負担をかけるので
、「腹部への一撃」と巧みに表現されています。あまりにたくさんのことが急に一度に起こると、神経がそれに対応できません。


「魂の植物」p.108には 心霊術の霊媒たちは肉体離脱やトランス状態にあるとき、太陽神経叢が「開く」のを体験する。…「霊的な肉体」がこのエネルギーの中心から出て、細い銀の紐につながって漂い、…それには平和で静かな環境が必要である。この静かな環境が突破的な激しい妨害でかき乱されるなら、保護を失った霊媒達は非常に危険な状態に陥る。「銀の紐」は引き裂かれ、その人は肉体に戻る道を見つけられない、つまり死ぬということも起こりうる。とあります。

そういえば、高熱を出したときに身体から自分がはみ出しているような感覚や、悪夢にうなされたときの自分の目線がいやに天井近くにあった感覚はもしかしたら肉体からさまよい出ていたのかもしれないと思いました。

「バッチのフラワーレメディ 植物のかたちとはたらき」p.129に 物質界に肉体化する魂の象徴について
という表現がありますが、私たちの魂がこの体に受肉する過程で、うまくフィットできないような妨げや困難さが、恐怖や不安という形で染みついているのかもしれませんね。

いずれにしても、ロックローズの黄色は第三チャクラ、太陽神経叢と深くつながっていて、私たちを癒やしてくれているようです。

ロックローズのレメディ
常に恐怖にさらされているために、神経がすり減って生きてるだけで精一杯 「バッチのフラワーレメディ 植物のかたちとはたらき」p.130 な状態になってしまった時のレメディでもありますが、「バッチフラワーエッセンス辞典」p.148には他のエッセンスとの組み合わせとして、アグリモニー、アスペン、チェリープラム、クレマチス、エルム、インパチエンス、ミムラス、レッドチェストナット、スクレランサス、スターオブベツレヘム、スイートチェストナットの状態がパニックに陥るほど激しいときに、ロックローズと組み合わせるとよいと書かれています。そんな使い方もいいですね。

正しくレメディを選ぶために、それぞれの違いに目を向けることは大切です。でも、私たちの感情にはグラデーションがありますから、対象のはっきりしている不安が高じて、不安が不安を呼び込みいつしか漠然とした不安を覚え、さらに奥深くの恐怖と共鳴してしまうことがないとはいえません。ミムラス、アスペン、ロックローズを同時にとることもあるかもしれません。

恐怖が体中にたまってどうしようもないときに、ロックローズのレメディを飲むと、まるでアースの働きで放電されるように、恐怖が徐々に抜けていくと感じることもあるようです。

死の恐怖を感じたことで、生への欲求が高まったと思うこともあります。
限られた世界で恐怖に怯えてしまうけれど、高次の自己の導きを信頼して、レメディの力を借りながら恐怖を克服していきたいです。
IMG_6042.jpg小さな小さな種は、アリに運ばれて地中に蓄えられることもあるとか。
種子表面は堅くて非透水性であり、長い間休眠できます。地中深くにシードバンクを形成することもできます。山火事などで地表の植生が失われると、熱の影響で種子表面が柔らかくなり一斉に発芽するそうです。どんなに辛くても諦めないでいれば、いつか平安が訪れると私たちに教えてくれるようです。

次回のゴースも黄色い花で、種にはロックローズとかなり似通ったところがあります。
ゴースは何を教えてくれるでしょうか。楽しみです。
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Author:bachmania38
東海地区バッチフラワーレメディのプラクティショナーのコミュニティー「BFRP東海」のちょっとマニアックなブログです。

バッチフラワーレメディやレメディの開発者であるバッチ博士の哲学の研究や研修の報告をはじめ、レメディのもとである植物の詳しい観察記録などを綴っていきます。

公式ブログ「バッチフラワー東海だより」のきょうだいブログです。

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