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第30回レメディ研究部活動報告 スクレランサス

スクレランサス
スクレランサスには、まだお目にかかったことがないのです。スクレランサス1
写真は 千葉のお仲間が寄せてくださった、東京の木場公園
帰化植物見本園の スクレランサスです。
美しい緑のスクレランサスは、花弁を持たない花を咲かせます。
花弁の意味
「バッチのフラワーレメディ 植物のかたちとはたらき」
p.116 に 花弁がありません...この点から...感情ではなく、

精神に関わっている...とあります。
ゲーテによりますと、萼片も花びらもすべて、葉が変容、

メタモルフォーゼ したものだといいます。葉が付いた茎を伸ばし
<拡張>、蕾を内包した萼 をつけ<収縮>、その後、アストラル的な
力が外から作用することによって、色を持つ花弁を広げてゆく
<拡張>のです。花が色づくのは、このアストラル力の作用のおかげです。
色彩とは、自然や宇宙の魂なのだ とシュタイナーは言っています。だからこそ私たちは、私たちの心を様々に花に託すことができるのです「百合と薔薇」より。
心を託す花びらがないということと、強い意志を表す茎を持たないことから、スクレランサスは意志でも 感情でもない、思考に生きていると考えることができそうです。
感情に働きかける豊かな色を持つ花弁がなく、小さく堅くてかさかさしたスクレランサスの花は、なんだか あっさり味気なく見えるという方もみえます。
「花と錬金術」p.74 には花びらをつけるか、萼を目立たせるか、どちらにするかを決めかねているのかも しれません。結局、昆虫たちが訪れないために、スクレランサスは自家受粉をしていると言われています。 と書かれています。ジェスチャーから、こんな解釈もできるのですね。
スクレランサス(がマイナスに現れている)の人
プラスのスクレランサスは、決断力があり、心の均衡を保っている人ですが、マイナスのクレランサスについ て、考えてみましょう。
資格を取りたいけれど何を選ぼうか迷い、やっと選んでからも試験を受けようか辞めようか、一年以上も迷い 悩む日々を送っていた時、体も左右にゆらゆら揺れていたという方がみえます。「かたちとはたらき」p.114 に、 私たちが水平方向と垂直方向の間でどのように生きているのかを考えるのは、自分の内的な状態を知る有用な導きとなります。とあります。水平方向(左右)にゆらゆら揺れていたのは、心の状態の表れだったのですね。 レメディは身体症状からは選びませんが、乗り物酔いに使われてかなり改善された体験談があることは、 逆からのアプローチが功を奏したと考えてよいと思われます。
このほかにも、いくつかの選択肢の中で迷って決められない姿は身近によく見られます。
リュックを購入しようとお店に出かけ、色、形、値段、使い心地などを3時間以上かけて比べて、迷い、お店を変えてまた選ぼうとしても結局は購入を次回に持ち越す家族。
二つの品物の間を行ったり来たり、1時間以上迷っても買えないお客さん。(これらは時間的猶予と関係しているのかもしれません。)
愛され続けるために無理をして結婚生活を続けていくのか、離婚をした方が自分らしく生きられるのかと日々揺れて決断できないでいる方。
壊れてしまった物の代わりを探すのに、妥協できずに迷ってなかなか購入できない子ども。
まさにスクレランサスです。
どうして迷うのかしらと、少し立ち止まって考えてみると、
・完璧なものを求めようとして(+ロックウォーター)迷う
・もっといいものがあるかもしれない、と迷う。
・あれこれ迷いながら見ている状態が好き。
・自分の中だけでどうしようもなくなって、人に助言を求める(+セラトー)ほど迷う。
・選択を間違ってしまったらどうしよう(+ミムラス)
・相手の期待に応えられる方を選びたくて(+セントーリー)迷う。 
・小さな迷いが、人生を左右するほどにふくれあがってしまっても(+ワイルドオート)まだ決められない。
もつれた糸のように、色々な感情が交錯しています。本人も辛いですが、それに振り回される周りも大変です。
「フラワーエッセンスレパートリー」p.357 に魂は常に相対する要素間の極性の緊張を通して、自己の内面のバランスを確立することを学ばなければならない。...本来、内省的で静かな生活を求めているが、しばしば葛 藤をもたらすような状況に繰り返し投げ込まれる。これは魂が「進化する」必然性を持っているからだ。 とありますが、二つの間で引き裂かれそうな状況を経験することで、内面のバランスを確立できるという、 進化のために経験しないといけない課題なのでしょうか。
極性
「心を癒す花の療法」によりますと、バッチ博士が7大ノソードからフラワーレメディに移行する際に問題に 考えたのは、極性でした。病は(-)の極性を持ち、そこに(+)の極性の薬を投じることで治癒を促すのに 対して、(-)の極性を持つ植物をどう(+)に逆転させるのか悩むところだったようです。 病の(-)と植物の(-)をかけ合わせればプラスに転じる(相乗効果)と考えることもできるでしょうか。
その後、水に花びらを浮かべたガラスのボウルに外に向かう陰と内に向かう陽とが垂直方向に反対の力として働くことで、シーソーの支点のように不動のバランスを持った力を得ることができると考え、四大元素が作用する太陽法を見つけられたようですが、(-)の病は完璧なバランスを持った花のレメディの洪水で洗い流されて消えていくと考えたらよいのでしょうか...難しすぎて頭を抱えてしまいます。
私たちの生活の言葉で考えると、右左、上下、前後、善悪、陰陽、生死、好悪...これらが極性ではないかと思います。いずれも相対的であり、状況や視点によってくるくると立場は変わってしまいます。不動のものとは何かと言えば、その中間点、中庸にほかなりません。 スクレランサスも極性の間で揺れ続けます。ネガとポジの間でゆらゆらしながら、振り幅がどんどん小さくなってゆけば、やがて中心にたどり着きます。自分の中に一本の筋が通り意志を持って行動できるのかもしれませんね。
ポジティブなスクレランサスへ
「植物のかたちとはたらき」p.117 の絵を見ると、スクレランサスの根はとても頼りなげに見えますが、 深く伸びた根と大地の間の節の部分でしっかりと固定されています。とあることに、疑問を感じます。 チコリーのような太い直根を想像してしまうためですが、スクレランサスは細かい糸のような根を網状に深く 広く張りめぐらしているようです。物質界に深く根付くことで、内面の葛藤を解決しようとします。の部分も解釈がとても難しいです。
花弁のところでお話ししました「思考に生きている」ということは、頭の中で揺れ動いて迷っている状態で行動できないということです。行動するには意志の働きが必要です。意志は肉体(物質)と関連しています。 意志を働かせて行動することで、内面の迷いを解決せよと解釈してはどうでしょうか。
日常的な迷いは物質的なものがとても多いです。
どちらの服を選べばいいか迷っていたら「両方買えばいいじゃないか」と事も無げに言われて驚いたことは ありませんか?なるほど、両方買ってしまうのも良いでしょう。
タイムリミットをもうけて、それまでには絶対選ぶと強く心に決めるのも良いでしょう。
誰にも相談しないで自分で解決しようとする自己完結型であるスクレランサスの人と、自家受粉で子孫を残す植物のスクレランサスに共通点を感じます。ならば、砂地を掘り返したり、種を糞で運ぶウサギとの共利共生関係のように、誰かに背中を押してもらうこともありですね。
日常の選択の積み重ねで人生ができているのだとしたら、間違うことを恐れずに、意志の力を働かせて自分で選び取ってゆく経験を重ねてゆきたいと思います。
スクレランサスに思う
レメディは38種どれも同等にすばらしいものです。重いも軽いも、順位をつけるものではないはずなのに、 私たちはスクレランサスを表層的に使うもの、と粗末に扱う意識がどこかにあったようです。それは取りも直さず揺れ動き迷う自分の感情を、たいした問題ではないと軽く考えることに他なりません。家事の順番、献立、一日のスケジュール、朝から晩までことごとく迷うことでどれほどエネルギーを消耗していることでしょう。取るに足らないことだと自分のスクレランサスに気づかずに、一人で苦しむ人がたくさんみえます。 ヨガにバランスのポーズがありますが、苦手な人にスクレランサスの方が多いような感じもします。乗り物に酔いやすいタイプでもあるようですね。
ハンモックやブランコの揺れを小さい頃から好み、水平方向の動きが心地よい方でも、それをずっと続けていると意志の力が弱くなるように感じるそうです。依存したり、大きいものに絡め取られていくようになってしまったりするため、早めになんとかした方が良いようですね。
思い切って決断できる時のきっかけは、高いところから俯瞰するように景色を眺めたことだったというお話も ありました。まさに水平方向から垂直方向へと視点が変わったということですね。
決断できる水平方向の視点を自分が持っていても、それを選び取るのを困難にする状況が水平方向に働くように感じる方もみえます。
「バッチの花療法」p.209 の優柔不断な特徴は、神経質そうで落ち着かないジェスチャーの形で外側へ 現れてきます。実にたくさんの不必要な行動が見られます。という部分を読んで、はたと自分のスクレランサスに気づいた方がみえました。この学びの会はまた密やかなセルフコンサルテーションの場でもあるようです。
p.212 極端な行動を避け、ものごとを大げさにしすぎないようにする。感情の起伏を できるだけ少なくする。というのも助けになる方法です。
とても難しく思考を巡らせる場面と、日常の体験をシェアする場面とを行ったり来たり。
発言しようかやめようかと迷ったり、わかったと思った次の瞬間にまた疑問に陥ったりと、 スクレランサスが漂う今日の学びの時間でした。
次回はウォーターバイオレットです。またご一緒に。
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bachmania38

Author:bachmania38
東海地区バッチフラワーレメディのプラクティショナーのコミュニティー「BFRP東海」のちょっとマニアックなブログです。

バッチフラワーレメディやレメディの開発者であるバッチ博士の哲学の研究や研修の報告をはじめ、レメディのもとである植物の詳しい観察記録などを綴っていきます。

公式ブログ「バッチフラワー東海だより」のきょうだいブログです。

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