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第29回レメディ研究部活動報告 セラトー

セラトー


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夏から秋にかけて、水色の花が手鞠のようにかたまって咲くルリマツリという植物を、あちらこちらの庭先に見ることができます。一見するとセラトーと 似ていますが、セラトーはイソマツ科ルリマツリモドキ属、中国原産の園芸種で、目の覚 めるようなブルーの花を咲かせます。
バッチのセラトーは、5本に分かれた白い雌しべの柱頭がアンテナのように 空中に向かっている姿が特徴的です。

セラトーの自覚
あなたは自分のタイプをレメディで言い表すことができますか?
はっきりと答えられる方もいれば、「私ってどんなタイプか教えてください」と尋ねる方もみえます。
答えられるのに周りからは「違うのではないか」と言われる方もみえますが、それは思い込みが強いということでしょうか。レメディの38種類は誰もが持っているものです。タイプとして出ているものも、ムードとして出 やすいものや、出にくいものも人によって違うでしょう。レメディはネガティブな感情から選びますが、視点を 変えてポジティブな面を見てみると、ムードにまどわされない自分が見えることもあります。

好みの色や、好きな食べ物、何をしているときが幸せか、などの問いかけに即座に答えられますか?
困ってしまう人は、その時どんな思考が脳裏に浮かんでいるのでしょうか。
・求められている回答に合わなかったらどうしよう。
・相手はどんな答えを期待しているのだろう。
・自分だけ変なことを言ったらどうしよう。
・何を根拠に答えればいいのか。
・そんなこと考えたこともなかった。
こんな風に思う時はセラトーを飲むときなのかもしれませんね。
セラトーの指標は「自分なりの判断があっても、その判断に確信が持てず、他の人の意見を求める状態や、誰か に背中を押されないと先に進めない時に」ですが、往々にして自分なりの判断ができていることに気づかない場合が多いのですから、自覚することはとても難しいようです。

汝自身を癒せ
「ヒーリングハーブス」p.108 に セラトーは、私たち自身の魂の声に耳を傾け、他人からのアドヴァイスを絶 え間なく求め続けるような誤りを冒してはならないと、いうバッチ博士の強い戒めへと導いていってくれます。とあります。「汝自身を癒せ」の第四章には特にそれが記されていますし、第七章には、私たち自身の魂の声に耳を傾けるにはどうしたらよいのかが記されています。魂の声に耳を傾けよう というメッセージはセラトーに特に強く出ていますね。博士自身が、早くから人を癒したいという魂の声に気づいていながら、父親と同じ職業に従事す るなど遠回りした人生を歩んだことと関係あるのでしょうね。第五章にもそういった経験からのほとばしりが現れているような気がします。でもその遠回りをも無駄にせず生かすところがバッチ博士ですね。 「バッチのフラワーレメディ植物のかたちとはたらき」p.112 の 他者が自分のアイデンティティをコントロ ールするに任せている という一文が胸に刺さります。

迷いと直感
決断に迷うときに思い浮かぶレメディに、スクレランサス、ワイルドオートがありますが、セラトーも「迷う」 レメディの代表です。
食べたいもの、好きな服を決めかねる時、自分に質問してみましょう。「なぜ迷うの?」
セラトーの人は「正しくありたい」という気持ちが強いようです。何を基準に正しさを考えるのか、正しい根拠は何なのかと突き詰めていくと、そうなった原因の一つに、パーソナリティの強い人のそばで育ったということがあるかもしれません。自らの直感に従うのではなく、「これが正しい」「こうすべきだ」という養育者、パート ナー、教師などの価値観に従うことが当たり前という環境で育ち、自分の直感(気づいてはいない)を持っているがゆえに余計に迷うと考えられます。守ってくれる人、養ってくれる人に合わせるしかないと思いながら生きているとも言えますが、まさに他者にアイデンティティを操作されているということでしょう。そしてそれは、 中国から英国に持ち帰られても帰化できないで、園芸種として育てられているセラトーの姿とダブって見えます。

直感というのは右脳に関連しているといわれます。第六感という言葉もあります。また、第三の目、第6チャクラの third eye のチャクラカラー藍色はセラトーの花弁の色でもあります。
「フラワーエッセンスヒーリング」p.60 に セラトーのブルーは...内なる知恵と霊性の青。7 つのチャクラの中で「第三の目」と呼ばれる6番目のエネルギーセンターと呼応する波動です。 とあります。 セラトーは自らの直感を信じる自信を私たちに与えてくれるのです。

では、本当は知っているのに、何が自分の直感とのつながりを邪魔しているのでしょうか。
他者の価値観、道徳、倫理、文化、時代、しきたり、教育、権威...
私たちは何かを選ぶとき、何かを決めるときにこのようなものたちを判断の基準にしてしまうことが多いのではないでしょうか。「バッチフラワーエッセンス辞典」p.32に セラトーの素質を持っている人は、真理を追究する高尚なタイプなのです。ただ間違った場所で真理を探していると言えるのではないでしょうか。...「良いこと」や 「正しいこと」は相対的な概念でしかなくそうした価値観が自分に当てはまるときだけ意味がある... とあります。絶対的な正しさって何でしょう?すべてを正しく行うにはどうしたらいいのでしょう?
「汝自身を癒せ」第四章に私たちが誤りとか悪とか呼んでいるものは、真実を言えば、場違いなところに置かれた善であり、それゆえ純粋に相対的なものです。と書かれていたことが思い出されます。
セラトーの人が求める正しさはある意味「いつわりの正しさ」なのかもしれません。
正しさをつきつめるのではなく、そっと胸に手を当てて「私はどうしたらいいの?」と自分への質問をすることこそがセラトーの教えなのでしょう。

ほかのレメディとの組み合わせ
様々な情報や、規範に影響を受けやすいセラトーと判断に迷う、重なるレメディがたくさんあるようです。
・自分の望む生き方、なりたい自分があるのに、周りに影響されてかなえられない。(+ウォルナット)
・こうしたい!と思うのに自信がなくて流されてしまう。(+ラーチ)
・こうすればいいのだろうけれど、もし間違っていたらどうしよう。(+ミムラス)
・これを選択したいと思うのに、言えない。(+セントーリー)
・こうしたらいいとは思うけれど、まあどうでもいいか。(+ワイルドローズ)
セラトーは、「内心の不確かさ」のカテゴリーに属しますが、人それぞれ違うそのほかの性質と相まって、余計に確信を持ちにくくなっているのですね。

セラトーの人
「植物のかたちとはたらき」p.113 に、セラトーの花の作りは...エネルギーを中心に集める必要性を示しています。とあります。「バッチフラワーエッセンス辞典」p.30 には すべきことを探し回り、色々なことに手をつけますがどれも中途半端に終わるので、自信がどんどん失われていきます。とあります。 判断を周りに求めたり、情報を必死で集めたり、マイブームが顕著であるのに冷めやすかったりと四方八方に広がってしまうような外に向かうベクトルを、内に向け自分の中心に集めて、自分自身の魂の声に従い、意思によって自信を持って行為を行えるようにできたらと思います。でもバッチ博士と同じように、拡散して一見無駄に思えるような判断、行為などの寄り道も自分の成長の肥やしにしていけたらいいですね。

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日常の中でセラトーを感じるのはどんなときですか?
・多くの天気予報を調べて、今日の天気を知ろうとするとき。
・今の流行(ファッション、本、映画、健康法...)をいち早く自分のものにしようとしているとき。
・育児の方法、健康について一番ためになるものを探し回るとき。
・研究発表の前に、とことん調べて正しくて有用な発表にしたい、評価も得たいと思うとき。
いずれも調べるにつれ、最終的にはどれを信じていいのかわからなくなって途方に暮れてしまうようです。驚くことに、そうやって情報を収集することは自分のためというより、家族が雨にぬれないために、誰かによい情報を伝えるために、より良い子育てをするために、家族の健康のために、ためになる事柄を身近な誰かに教えたいためにというように、誰かのため であることが多いようです。

セラトーの性質の薄い人は、やりたくないことや自分が楽しくないことは無理してやろうと思わないものです。 判断の基準、行為の対象がどこにあるかは人様々で、自他に与える影響は本当に大きいものですが、「私、失敗しないので!」と確信が持てるほどに陰なる努力を惜しまず、とことん突き詰めてあらゆる場合を想定して情報を集めた結果に得られる自信は、セラトーのポジティブな姿なのかもしれません。ネガティブな状況に陥ることも、 成長の過程として大事なことなのですね。

自分の中のセラトーに気づいたときに、180度反対の自分を演じてみたり、自分の価値観を何の疑問もなく子どもに押しつける親や教師に対して反抗することで自分の価値観を表現してみたり、迷うと飛び立てない状況に自分を追い込んだりしながら、なんとしても自分のアイデンティティを確立しようと生きてきた人の話は胸に迫 ります。
好きな服は選べなくても、購入したいものは的確に選べる場合もあるでしょう。それは、自分が何を大事にしたいと思っているかを教えてくれます。ちょっと前まではくすんだ青が好きだったのに、最近は柔らかな水色を好むようになることがあるでしょう。それは心境の変化かもしれませんし、そこに心の成長過程が現れているのかもしれません。
何が正しいか、何ができるかではなく、自分を「知っている」ということがとても大切なことなのだと思います。

情報収集する時間も楽しいものです。その中で信じられるもの、熱中できるものに出会えることは幸せであり、 ある種の達成感もあります。やがてどうしても選べなくなると直感を頼りにするようになるのです。
セラトーの性質が薄い人や、セラトーのバランスがとれた人にとって、人のために天気予報を調べてくれたり、 本をたくさん読んで教えてくれる人は本当にありがたく、信頼してついて行ける存在です。
一緒に活動するグループも、雰囲気や色は様々で、そのグループごとの正義や好ましい基準が違うことはみなさん経験からわかってみえるでしょう。正しい一つのことがあるのではなく、人は自分自身を知って、補い合い、 助け合いながら生きているのですね。人と人との関係を学びつつ、やがて自分の内側とつながった自信から得たものを誰かに与えていけるように、セラトーを飲みながらこれからも一緒に人生の旅をいたしましょう。
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bachmania38

Author:bachmania38
東海地区バッチフラワーレメディのプラクティショナーのコミュニティー「BFRP東海」のちょっとマニアックなブログです。

バッチフラワーレメディやレメディの開発者であるバッチ博士の哲学の研究や研修の報告をはじめ、レメディのもとである植物の詳しい観察記録などを綴っていきます。

公式ブログ「バッチフラワー東海だより」のきょうだいブログです。

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