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第25回レメディ研究部活動報告アグリモニー


アグリモニー

アグリモニーの葉が、わさわさと繁っています。花茎が伸びて黄色の花が見られる日がとても待ち遠しいです。
「魂の植物」p.80に個々の花を見ると微少な黄色いワイルドローズのように見える。とありますが、アグリモニーはバラ科キンミズヒキ属の多年草です。

1アグリモニー

アグリモニーのレメディを使う
アグリモニーは使いにくいレメディだと感じてみえる方が多いようです。
飲んだら苦しみと向き合わなくてはならないのが恐いからと、無意識に遠ざけてしまうのでしょうか。タマネギの芯に近い、コアな部分に触れてしまうこともあるため、まだ準備ができていないということでしょうか。

レメディをとって、その変化が意識にのぼる前に顔(皮膚)に湿疹として出てしまった経験を持つ方もいらっしゃるそうです。「バッチフラワーレメディ植物の形とはたらき」p.93アグリモニーは伝統的にハーブ薬として利用され、皮膚疾患の治療薬としても知られています。通常バッチのレメディが、病状に直接作用しないことは認められていますが、(中略)まるで笑い飛ばせとでも言うように皮膚が抑圧された感情を表面化させるのです。とあります。
アグリモニーがマイナスに表れた人が、仮面をつけたことさえ忘れるぐらい、明るい自分を装ってしまうということと、顔の湿疹の妙な符合には、思わず唸ってしまいます。

このように感情が身体化してしまう時は、一時的にレメディをやめてみたり、レスキューレメディを飲んでみたり、ケアするほかのレメディとの組み合わせを考えてみたりしてはどうでしょう。
「バッチフラワーエッセンス辞典」p.7 習慣的に自己防衛していた心理的メカニズムが取り払われるため、抑圧されていた不安が一時的にかき立てられ、無意識のうちに抵抗が呼び覚まされることもよくあります。つまり裸になること、無防備の状態を恐れるためです。(中略)これはウォルナットによって食い止めることができるでしょう。と記されています。シェルターに守られながら鎧を脱いでいくというようなイメージでしょうか。


長い間、自分の感情を見つめながら色々なレメディを飲んだ末にアグリモニーを選んだ方は、機が熟していたとでもいいますか、準備ができていたといいますか、過食を苦もなく抑えることができたそうです。コントロールできない過食にチェリープラムを飲んでいたけれど、アグリモニーを選んでみて、抑圧された感情の代償のように食べ物に依存していたのではないかと思い至られたそうです。
しつこい痛みがスーっと消えた方もみえたそうです。
仕事の中での自分の行為とその後の身体症状。隠された感情を思って数種類のレメディを試したけれど、本当はアグリモニーが必要だったのではないのか、納得していたわけではなく、周りに合わせていた自分に思い当たっ方もみえました。

使うのが難しいアグリモニーですが、感情が表面化していたら使う という基本に立ち戻ればいいのですね。

「TwelveHealers」のロックローズの項に、激しい苦痛があるようならアグリモニーをというように、ほかのレメディを併用して使うこともあります。とありますが、なかなか理解が難しいです。アグリモニーは我慢してしまう人ですから、我慢して感情を抑圧するほどに痛みは強くなってしまいます。痛み=アグリモニーではなく、内と外とのバランスが取れなくなっていることに対して働いてくれるということでしょうか。

どのレメディを選ぶ時もそうですが、行為、行動の裏にある感情をよく見て、慎重に選ぶように心がけることを忘れないようにしたいですね。

アグリモニーの(マイナスに現れた)人
何年もカウンセリングに通っていても、ずっと本当の苦しみを話せない人。
苦しみは人に話すものではなく、耐えて表に出さないのが常識だと思っている人。
とてもOpenな人に見えるけれど、本当に大事なことは何一つ話さない人。
隠している自覚さえない人。

「バッチの花療法」p.43 には、他人の目には自分がどういう人間に映るかということばかり気にかけ、自分の心の奥で何が起こっているのかに気付こうとせず、たとえ気付いてもそれを人に知られるのを嫌がります。内面は混沌としていても表面はあくまでも完璧でなければならないのです。とあります。

「バッチフラワーエッセンス辞典」p.9 症状が重い場合は、自分自身も騙しているので自分の振る舞いを自覚し、意志でコントロールできるようになるには、心理療法の助けが必要になることが多いでしょう。とあります。

アグリモニーがあるから生きてこられたという事実もありますね。社会の中でうまく生きていこうとする時、誰しもある程度の仮面は必要でしょう。
今、若い人たちの多くは、学校での人間関係の中で本音を言えないようです。我慢して周囲に同調し、中には体の不調を感じながらもそれが当たり前で、そうじゃない人がいるということが信じられないと思っている子もいるのです。
多くの人々がアグリモニー。理性と感情のバランスが大きく崩れて、二つの世界が乖離してしまっているのです。自分を束ねている感情がわからず、悩みが内向し、物質の世界から心、精神の世界へと境域を渡ってしまい、鬱、不眠、過食、依存症など、病んだ人々が増えているのです。

快活な表情の裏に精神的な苦悩を隠すアグリモニーは、とても繊細で周りに敏感であり、調和を大切にするあまり、知らぬ間に自分の感情を抑圧し苦しみや不安を内面に抱えこんでしまうという、とても根深いものを持っているようです。実際に、アグリモニーが地中に深く入り込んだ根を持っていることは、過去の経験にどう取り組んできたのかも合わせて関係があるのでしょう。
抑圧された苦しみや不安は、どんなに辛いものでしょうか。

プラクティショナーとして
相談者さんの隠された感情に気づくのは難しいものです。
不安な様子からミムラスやアスペンを提案することもあります。回を重ねることによる変化や、ふとしたつぶやきからやっとアグリモニーが浮上してくることも多いです。相談者さん自身も、自覚するにつれて自分を守る壁の存在に気づいていかれるようですね。

本に書かれているアグリモニーに当てはまらない部分があり、見分けにくいこともよくあります。私たちの感情は様々な色合いが入り組んでいますし、38種全てを持っていますからね。タイプとムードでも違いはあります。自分を判断している基準が自分の内部ではなく、外部にあるというのがアグリモニーを判断する一つのポイントのようです。

アグリモニーな自分が大好きだから、それがなくなるから飲みたくないと言われる方に対しては、レメディをとることでその性質がなくなりはしないこと、感情のバランスがとれてポジティブな特性が表れることをしっかりお話したいですね。逆に認めたくない方にも、本来のバランスのとれたアグリモニーは真の心の平和、喜びを感じることができる人だということをお話しし、その人の感情が表面化し、自覚できるタイミングで提案したいものです。


感情が身体化して症状として出てしまうことを恐れずに、相談者さんを信頼することも大切です。
自分を抑えてでも調和を大切にすることで周囲からの評価を得られているわけですから、レメディを飲んでそれを手放そうとすることに対して、また、自分の中の苦しみや不安と向き合おうとする勇気をたたえて寄り添ってゆきたいですね。

レメディによってバランスがとれて階段を一段上ってはいるけれど、そこはまた新たな底であり、次のステージに向かう時にはプロセスの中で起こる危機的状況に直面するものです。その繰り返しです。いつまで続くのかと思われるその階段は、螺旋階段のようでもあり、少しずつ上昇しながら、より高いレベルを目指してクリアしていくために同じ課題が繰り返し現れるのです。
それは、下から螺旋を描いて咲きのぼるアグリモニーの花のようです。

アグリモニー3
自分のことがわかっていれば、ジャッジせず認めてやれれば大丈夫です。
そして、私たちにはレメディがあります。

次回はチコリーです。
太い根を地中深く伸ばす仲間が続きます。
ご一緒に掘り下げてゆきましょう。
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bachmania38

Author:bachmania38
東海地区バッチフラワーレメディのプラクティショナーのコミュニティー「BFRP東海」のちょっとマニアックなブログです。

バッチフラワーレメディやレメディの開発者であるバッチ博士の哲学の研究や研修の報告をはじめ、レメディのもとである植物の詳しい観察記録などを綴っていきます。

公式ブログ「バッチフラワー東海だより」のきょうだいブログです。

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