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第22回 レメディ研究部活動報告 インパチェンス

インパチェンス

子どもの頃、ホウセンカの花びらで爪を赤く染めたことはありませんか?
ホウセンカはインパチェンスの仲間です。同じインパチェンスの仲間のツリフネソウ(釣船草)と呼ばれる植物は、バッチのインパチェンスにとても近い姿をしています。
植物のジェスチャーを知ること。それは感情を知ること、レメディを知ることへの近道だと思います。
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ジェスチャーと感情
インパチェンスは一斉に育つことで身を守ります。これは、インパチェンスタイプの人が他者からの難題を避け一人で生活し一人で働く必要のあることを示しているのでしょう。 「かたちとはたらき」p.41-20

一見矛盾しているようなこの記述をどう読んだらよいのでしょう。
イギリス ウェールズのアスク川の畔には一面のインパチェンスが見られます。インパチェンスの群落は、他の植物を寄せ付けないようにも見えます。また、さみしがり屋が肩を寄せ合って生きているようにも見えます。
インパチェンスの性質が表れている人は、確かに他者のペースに合わせることが難しく、孤立しがちです。
それは正すべきことなのか、それとも必要なことなのか…

バッチ博士はとても強いインパチェンスタイプだったようです。体にも常に痛みを感じて、そのためにイライラしていたとの話も残っています。レメディを作る過程においてもとても孤独でした。インパチェンスに出会ったのは、博士自身がとても必要としていたからだったと感じます。
やがて、耐えがたき痛みの奥に、痛みのためにイライラする気持や孤立し孤独のさみしさがあることに気づいていったのでしょう。レメディを身体的症状にフォーカスさせていた初期の頃から、感情に対応するものであるとの考えに至る過程に、人間バッチの苦悩が見え隠れしているような気がいたします。

まっすぐ上へ上へと前進してきた植物が、花になる瞬間成長のパターンを逆転させる…自力で事を成すのではなく、自分以外の何かが成就の鍵を握っていることがうかがえます。待つことにモードが転換するのです 「フラワーエッセンスヒーリング」p.32-13~という記述は、力強く早くぐんぐん成長してきたインパチェンスが、優雅に水にたゆたう舟のような花になり、受粉を虫の力に任せて待つだけの生き方へと転換する。これはネガティブなインパチェンスの感情の表れた人が、ポジティブへと変容する姿を彷彿とさせます。
やがて、結実するとさやがはじけて、爆発的に種子を飛ばす姿も見せてくれるのですけれどね。

インパチェンスな人々
・ナイーブでありながら他者には暴力的に振る舞ってしまう人が、集団の中で孤立していく様子を見ていた時、そこにはインパチェンスの学びと、癒やしが必要なのではないかと思ったことがありました。
・それがよくないとわかっていても、靴を履くことにとても時間がかかる子どもを、待ってやれなかったわ。
・おっとり話す人に対して我慢できず、いつも結論を求めせかしてしまう。
・当たり前に、普通に物事を行っているのに、「速い、何を急いでいるの?」と言われてしまうのです。
・悪気はないのですが、見ていられなくて、結果的に人の仕事を取ってしまうことになっているわ。
・母親や主人に、いつも「早くしなさい」と言われて、緊張し焦った記憶ばかり残っているのです。
・常にやることを探して動いてしまい、ゆっくり話し合ったり、じっとテレビを見たり、温泉やお風呂に長くつかっていることが苦痛です。

自分がインパチェンスである方も、インパチェンスな方が周りにみえる方も、時に苦しい思いを抱きながら過ごされているようです。

タイプとしてインパチェンスである方は、常にやりたいことがありすぎて時間が足りないと感じてみえます。
同じタイプの仲間と行動する時はとても居心地よく、物事がテンポよく進んでゆくのが気持ちいいようですね。
結果を急ぐあまりプロセスを楽しめない自分に気づいて、それはつまり人生を楽しめていないということなのではないか。とか、人を待って育てることが、巡り巡って自分を楽にすることなのではないかと思い当たる方もみえます。
テンポの違う人と一緒に行動する時には、自分の時計だけが速く動いているように思えたり、いらいらしたり、気づくと一人で突っ走ってしまったりして、さみしさを感じてしまうこともあるそうです。
インパチェンスはさみしさのカテゴリーに分類されていますね。

「バッチの花療法」p.150 に 過剰なまでのこだわりと自分で自分に課している限界。すべての人間は大いなる全体の一部であり…みな助け合わなければならないということを忘れてしまっている。と記されていますが、知的で有能でスピード感を持って物事に対処できるインパチェンスがバランスを崩すと、ユニティに背を向けてしまうということなのでしょうか。ユニティから切り離され、どんなにさみしいことでしょう。

ムードとしてのインパチェンスが表れる場合には、早いことを良しとする時代背景、男性社会のルール、年齢的に働き盛りの時期、仕事の種類…そういうことが大きく関わっているようです。でも、共通してその状態がつらくて苦しいと感じ、スピーディーに物事をこなしていけることに喜びを少しも感じないということは、本来持っていない性質と考えていいのでしょうか。
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バランス
緊張を和らげる、繊細でバランスのとれた特質を持つインパチェンスの花には、深紅、白、藤色、桃色、たくさんの色の種類があります。その中から、薄い藤色を選んでレメディは作られます。心を静めて穏やかにするアメジストのような静謐さ、霧や空気のような広がり、落ち着き 「かたちとはたらき」p.41-5 とあるように、色の力も大きく関係していると思われますね。

一人の人間は様々な性格が混ざり合ってできていますから、インパチェンスタイプでも微妙な違いがあります。
自分がインパチェンスの性質を持っていることを自覚して、人はみなそれぞれの速度を持っているのだと知っていれば、イライラしたり孤立したりしなくてもすむのです。
集団に目を向けていきますと、同じようなタイプの人が集まっている集団ではみな安心して行動できます。また、様々なタイプの人が集まった集団ではそれぞれを補い合いながら、大きな力を発揮することができます。それぞれに良さがあり、強みを持っています。でも、バランスということを考えると偏りがない方が相互に補完しながら広がり、理想の社会へと繋がっていくような気がしませんか。

「バッチの花療法」p.151-9 インパチェンスの性格の子どもには、自立して独立独歩でできる職業を選ぶように指導すべきでしょう。 とあります。
それぞれの生命の枝に置かれている私たちは、それぞれの魂の使命に従って生きていくのだと思います。
「汝自身を癒やせ」第五章にも書かれているように、子どもたちがそれぞれの魂の導きに従っていけるように、まわりの私たちは促し、見守っていくことしかできません。
インパチェンスだけで生きている人はいないですしね。インパチェンスの特質を持っている人にはきっとふさわしい生き方があるはずです。誰にも他者の性格を短所と判断し、矯正する権限はありませんから。

今日はインパチェンスを学びながら、インパチェンスをめぐる人々にまで思いが至りました。色々な人の中でバランスをとっていくことの大切さを考える時間となりました。

次回は 夢の中に生きているような、クレマチスです。
是非 ご一緒に。
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bachmania38

Author:bachmania38
東海地区バッチフラワーレメディのプラクティショナーのコミュニティー「BFRP東海」のちょっとマニアックなブログです。

バッチフラワーレメディやレメディの開発者であるバッチ博士の哲学の研究や研修の報告をはじめ、レメディのもとである植物の詳しい観察記録などを綴っていきます。

公式ブログ「バッチフラワー東海だより」のきょうだいブログです。

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