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第21回レメディ研究部活動報告 スイートチェストナット

スイートチェストナット

クリは、ブナ科クリ属の樹木です。多くのブナ科が風媒花であるのに対し、クリは乳白色の尾状花序が直立し、放射状に強い香りとともに咲く虫媒花へと生き方を変化させた種です。これは、スイートチェストナットのレメディを必要としている人の姿を思わせます。
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スイートチェストナットのレメディ
栗は童謡に歌われたり、木材として使われたり、美味しい食べ物として私たちの身近にあります。
しかし、非常に深い苦悶を経験し、耐えられないと感じるときに。心あるいは体が我慢の極限に達し、もう屈せざるを得るないと感じるときに。「かたちとはたらき」p.272-21とあるように、38種類のレメディのうちでも最悪な状況に対応します。このレメディを使うのはどのような時でしょうか。

父親が死を迎える間際瞳が濁ってきた時に「絶望を感じているのではないか」と、スイートチェストナットのレメディを口に垂らしたら瞳が澄んできたという経験があります。

「かたちとはたらき」p.272-21 には、全ての植物は地上で光の仲立ちをしている と記されていますが、まさにそうですね。

諦めたり逃げ出すことなど考えないで、懸命に仕事に取り組んでいた方が、自分でも思いもよらず、ふとホームで電車に飛び込もうとした、という話を聞いた時に、他のいくつかのレメディもですが、スイートチェストのネガティブな状態にあったのではと思ったものです。

「フラワーエッセンスヒーリング」p.180や 「フラワーレメディハンドブック」p.291 「バッチの花療法」p.221 には、アグリモニーとの関連が記されています。

絶望の中でもがいていることを、他人に悟られないようにするスイートチェストナットの人は、自分でさえそうであることに気づかない場合があることから、選ぶのが難しいレメディです。

葉の重さで枝が垂れさがったり、折れたりしてもまだ上に向かって伸びようとするクリの木は、生命力がとても強いです。その木の姿は、もがいてももがいても、さらに困難を上書きするようにもがき続け、もがくことを手放せないスイートチェストナットのマイナスな状態にも表れているように思えます。

そしてレメディを飲むと、過剰にもがく反応が治まり、自分の人生や自分の中の光を信じて、ゆだねることができるようにバランスが取れて来るのでしょう

魂の闇夜
スイートチェストナットは、破滅して消えてなくなる以外、何も残されていないように感じる時「かたちとはたらき」p.272-25 といわれるように生命の輝きが失われた状態、魂の闇夜 と表現されます。

それほどの絶望感なのですが、その重い経験は自分の心の中での闇であり、人それぞれに全く状況が違うことに驚かされます。
私たちは、病気になったことで自分の世界が崩壊していくように感じたり、体の痛みから心の闇を知ったりします。

「花と錬金術」p.235 には苦悶や破滅というのは自らの世界観の崩壊にほかなりません。それらは自らの最も深い根底にある部分が揺らいでいる悲しみなのです。そこから脱却するためには新たな人生観や世界観を獲得して、新しい自分に生まれ変わらなければなりません。とあります。

また、「バッチの花療法」p.221 には 人間は、孤独であるとはどういうことなのかを学び、完全に自分自身に頼ることによってしか、意識の違うレベルへ、つまり神へ達する道は開かれないということを理解します。自分に与えられている新たな人生をつかむには、何にも執着せず身軽でならねばいけないので、そのためにすべてが取り去られていくのだということに気づきます。そしてすっかり生まれ変わるには自分を完全にゆだねなければならないということを悟ります。と書かれているのです。

子どもから大人まで、とても狭い世界が自分の全てである人や、さらに自分の枠組みを広げなければならない人。みなそれぞれに闇を感じて絶望しては、価値観を変容させ、新しい自分へと成長していかなければならないのですね。

スイートチェストナットのレメディは、困難をメタモルフォーゼする力を持っていますが、なにより自分が今の「私」の感情を知っているということが大きな力となるのです。光と闇は隣り合わせであり、困難のない成長はないということなのですね。

スイートチェストナットのレメディを飲むと強い気持ちになったように感じたり、なにか自分の中が開かれたように感じたりします。

「バッチの花療法」p.220 に、スイートチェストナットは解放の原理と関係がありますと記されていますが、本当にそんな感覚を得ることができるのですね。

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レメディの響き
霊的なものを物質化するようにして作られたフラワーレメディは、シンボルであると同時に物理的作用を持つものでもあります。

振り返って思い起こすと、あの時の自分は、あの時の家族はスイートチェストナットが必要な状態だったと改めて気づく人はとても多いです。
今レメディを飲むことで、細胞の一つ一つに染み込んだ過去の記憶が癒されてゆくことがあったら・・・さらに亡くなった方にも私たちの思いとともにスイートチェストナットの光を届けることができたらと思わずにはいられません。

「バッチフラワーエッセンス辞典」p.170 に、普段は勇敢に問題に立ち向かい、それを力試しと考え、真剣に逆境や運命からの挑戦を受けて立ちます・・・人間が運命に“大真面目に”反抗し、変えることのできない現実にあまりにもしつこく抵抗すれば、運命は誰が支配者であるかを示そうと思い上がった人間の強さをとことん弱め苦しみにたえることができなくなるまでに追い込んでゆくでしょう。とあります。

強靭な精神力を持ってしても、いや、自分の力を過信して思い上がっている時こそ神聖な火花である魂の声を聞けなくなるということなのかもしれません。

同p.180には、身体が極度の硬直反応を示している場合もスイートチェストナットをお勧めします。と記されています。心の有りようが身体的症状に表れることは多々あります。できれば話をじっくり聞いて選ばねばなりませんが、それすらできない病気の方のために試してみるのは許されるのではないかと思いたいです。でも、肉体を持ち苦しむ肉親をそれでも生きていてほしいと願ってしまう私たちに反して、レメディをとることで魂が次なるステージに嬉々として旅立つこともあろうかと思うと、どうしてよいものか途方に暮れてしまうこともありますね。

でも、レメディは人の人生を操作するものではありません。よくよく見て、聞いて気づいてあげること。その人の感情にぴったり合うレメディをしっかり選ぶこと。あとはレメディが働いてくれますし、その人の力を信じるだけですね。

気づかずに、それでもここまで歩いてこられた私たち。それにも意味があるのでしょう。

道を見失っても、実は“生きる”こと自体がすべて道なのだという光輝く真実へと私たちの意識を高めてくれる。「フラワーエッセンスヒーリング」p.181  これこそがスイートチェストナットのレメディの響きなのかもしれません。

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レメディを深く学ぶ時間の中で、気づかずにいた自分の感情を見つけて愕然としてしまうこともあります。
また、あまりにも今の自分に必要な学びであることに涙をこらえるのが大変な時もあります。
すべては大いなる叡智によるはからいなのですね。

次回はインパチエンスです。色彩溢れる草花の学びを、是非ご一緒に。
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bachmania38

Author:bachmania38
東海地区バッチフラワーレメディのプラクティショナーのコミュニティー「BFRP東海」のちょっとマニアックなブログです。

バッチフラワーレメディやレメディの開発者であるバッチ博士の哲学の研究や研修の報告をはじめ、レメディのもとである植物の詳しい観察記録などを綴っていきます。

公式ブログ「バッチフラワー東海だより」のきょうだいブログです。

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