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第17回 レメディ研究部 活動報告 パイン

パイン

重たいね
レメディ研究部は今回で17回目ですが、パインについて参加者の口から何度「重たいね」という言葉が聞かれたことでしょうか。他のレメディではあまり感じたことのないこの重たさとはどこから来ているのでしょうか。

原罪
パインがネガティブな状態の時に抱く罪悪感、この罪悪感はつい最近の出来事・・・・・・あるいはアダムにりんごをすすめたイブの罪のような原型的な罪悪感があるかもしれません (バッチの花療法)

私たちが意識できる現実的な小さなミスや失敗などからくるものであれば、長い時を経て解消されていくかもしれません、しかし原罪は、私たちの中に根深く染み込んでいるようです。
私たちは単なる失敗で終わるようなことや自分自身のことではないことにまで必要以上に現実に不釣合いなほどの罪悪感を抱いてしまいます。

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後天的な経験から
厳格な親、家族の背負うカルマ、いつかの失敗、「できない」「ダメだ」の蓄積など、時間軸でレメディを見てみるとパインは明らかに過去に関係があります。
栄光や幸福に満ちた過去に住み、現在や未来に目が向けられないハニーサックルとは違い、パインは過去の出来事がきっかけで、自分のものだけではないネガティブな過去も受け継ぎ、背負って、後悔し、嘆き、自分を罰しようとします。

低い自己評価、存在否定、愛着障害による自尊心の欠如なども、生まれてからの様々な体験によって形成されていきます。罪悪感はその人の育てられ方や扱われ方によってざまざまな状態で行動や思考に現れます。
( 愛着障害とは、母親をはじめとする養育者との愛着が何らかの理由で形成されず、情緒や対人面に問題が起こる状態のこと)

ネガティブなパインの要素は誰もが持っていると言えるのではないでしょうか。
私たちの無意識に代々にわたり染みついて離れない罪悪感をすでに体験したり知っていたり、自分の過去に刺さったたくさんの棘が痛むが故に感じる「重たさ」ではないでしょうか。

世代のこと・時間のこと
パイン(松属)は私たちにとっては小さいころから「まつぼっくり」として知らない人がいないほどなじみの深い植物だと言えるでしょう。その「まつぼっくり」がなんと一昨年の春に花が咲いて受粉した実だとはちょっと驚きです。

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パインの枝にはようやく熟して私たちの足元にコロンと転がり落ちる一昨年の実と去年受粉した実、今年受粉した実、常に3世代の実が同居しています。
パインのこのようなジェスチャーは自分と両親・祖父母の世代、あるいは子供と両親との同居や関わりに当たります。3世代内のかかわりをめぐる問題やテーマは尽きることがありません。
無意識でも実生活においても直接の影響を強く受けることになりますし、家族や脈々と受け継がれた民族のカルマを受ける可能性も大です。
私たちは、その強い影響やカルマの中で、時間をかけて「罪悪感」を抱かせられる体験をしたり、無意識に原罪を背負い、不釣合いな罪悪感や自己嫌悪感、自罰主義、の状態に陥ったり、そういう性質や態度を身に付けてしまったのですね。


お年寄りの独り言
お年寄りの中には、「私なんか生きとってもしょうがない、迷惑ばかり掛けて申し訳ない」「何にもできなくなって情けない」という方がいらっしゃいます。できないことが増えていく、迷惑を掛けるということは受け入れることが難しかったり、実際問題として誰かの時間を割いて世話をしてもらうことになるので、本人からすれば罪悪感を抱く状態ではあるといえるでしょう。
こういう場合にはパインを扱うときの説明や言葉もかなり違うものになるでしょう。

しかし、世代という観点で見ると、先代ができなくなったことをフォローしたり受け継ぐ、引き継ぐことによって次世代が育っていくというふうに捉えることもできます。
ここでも世代の問題が出てきました。

上の世代は教師です。

バウンダリーと介入
そもそも人の人生や失敗にまで責任を持とうとすることは余計なお世話です。その人が意思や行動を決めた時点でその人に起こったことはその人の問題だと言うことを自分の中ではっきりさせておきましょう。

介入することで問題はややこしくなり、さらには自分が感じている罪悪感をも人にも植えつけてしまうことになります。

自立、個性、自由は最初から教えられるべきであり、子どもは、人生のできるだけ早い時期に、自分自身で考え、行動するように促されるべきである。(バッチ博士の遺産第5章)
子育てに於いても、家族関係でも、友人でも、干渉することはその人の人生に介入することになります。
バウンダリーを強めること、自分の軸を強めることも意識したいものです。

自分の軸を強くしてバウンダリーをしっかりさせ、自分と人の問題を分けて考えることができたなら、世代の影響で感じている罪悪感は、自分の代で終わらせることができるかも知れません。ネガティブな感情をわざわざ次の世代に受け継ぐ必要はありませんよね。

私たちがそれに気づき、自分の軸を強く持って、家族であってもその人の問題は私のものではないときっぱりと分け、必要な養育やしつけを除いては、相手の人生に侵入も干渉も介入もしないと決めることも必要ですね。

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おごりと傲慢
うまくいっている時でさえも、もっとうまくでいるはずだと考え、けして自分の努力や結果に満足することがありません 
(トウェルブヒーラーとその他のレメディ)


自分では、本当はもっとできると思っているのにできないことに罪悪感を覚えますが、他者の目から見て、このような状態は、時として傲慢に映ります。
「それはいったいあなたの責任なの?」「できて当たり前、できると思ってるんだよね?」「自分から見るととてもできているあなたにそんなこと言われたたらたまらない」という思いを抱かせてしまうことにもなります。

パインタイプは
実際には、処理能力に長け、忍耐強く、向上心が強い (花が癒す女性の心と体)
パインとラーチこの2種の葉は、
ともに自らの価値を明確に捉えなおす必要があるという考えを示しています。(植物のかたちとはたらき)

ということからも分かるように、実際には力のある人、できる人が自分の価値を十分に理解していないか、必要以上に自分を低く見積もっているだけなのですね。

罪と罰 
罪は罰とのセットになっていることでより強い罪悪感につながります。
その人にとっての罪が何であるかによりますが、罪悪感の奥にはその罪に対する罰への恐れが潜んでいます。

できない、うまくやれなかった、失敗した、期待に応えられなかったことに抱く罪悪感とセットになる罰は、愛されない、喜ばれない、価値を認められない、大切に扱われない、と言ったものでしょうか。
しかしあきらかな失敗やミス以上の罪を自分で背負い大きく重くして、それに対する罰への恐れも大きくさせているのは私たち自身に他なりません。

その罪と罰の連携システムに気づくことができれば、私たちは自己実現する力を思い出し、人生の喜びを生き生きと感じられてくるのではないでしょうか。

厳しく自分を罰することで罪への許しを乞うために、無意識のうちに「ごめんね、ごめんね」「私なんか」「こんな私は・・・」と口癖のように言ったり、自己卑下したり、傷つくことを甘んじて受け入れたり、つらく悲しいことがあっても罰が当たったのだと正当化したり、自分を後回し人したり、自分を罰し続けてしまうのでしょうか。

「許し(forgive)」に含まれる「与えること(giving)」の意味合い・・・・すなわち、自己から生まれる自愛を抑えるのではなく、とどめていたエネルギーを開放し、過去のパターンを手放すことである 
(植物のかたちとはたらき・・・原典:フラワーエッセンスレパートリー)

パインは「与えること」を通して真の「許し」を学ぶのを助けるのです。そして
自己卑下と感情のマヒに捕らえられたまま生きるよりも、人生を前へ進むようにと促される。

最も高いレベルでのパインのレッスンは「自己を受け入れて自尊心を持つことが、自らの神聖さを認識するための魂の道程である」(フラワーエッセンスレパートリー)


他者だけでなく、私たち自身に「与えること」、そして自分自身を「許すこと」にももっとフォーカスしていけたらいいですね。

バッチ博士の遺産 第7章で学んできた、欠点を探して押さえ込んでいくのではなく、自分の状態に気づき、受け入れ、ポジティブなものであふれさせ、美徳を発達させるという魂の命令と調和した生き方のキモと言える部分と重なります。

逃れられないような重たさや、罰への恐れ、必要以上の罪悪感にさいなまれ続けてきた私たちにとって、以下の分は大きな救いになることでしょう。

人間は完全な魂をそなえているが、物理的な肉体に宿っている人格レベルでは不完全な存在・・・肉体を持って生きている間は、様々な失敗や敗北を重ねなければ成長できない。
常に新しい過ちを犯し続けていき・・・それらの過ちが、私たちが自分の魂に近づき、ひいては神に近づくようにさせてくれる。(バッチの花療法)


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罪と罰の連携を断ち切り、呪いのように続く世代の負う罪悪感を手放したい、自らを愛し癒し、魂の声に
従う人生を選んで生きたいと強く思いました。
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bachmania38

Author:bachmania38
東海地区バッチフラワーレメディのプラクティショナーのコミュニティー「BFRP東海」のちょっとマニアックなブログです。

バッチフラワーレメディやレメディの開発者であるバッチ博士の哲学の研究や研修の報告をはじめ、レメディのもとである植物の詳しい観察記録などを綴っていきます。

公式ブログ「バッチフラワー東海だより」のきょうだいブログです。

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