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第14回 レメディ研究部 活動報告  スターオブベツレヘム

スターオブベツレヘム

この春は、去年より少し遅い 四月中旬から五月の連休にかけて開花しました。
街路樹の根元に、公園の芝生の中に、庭に、空き地に、輝く白い光のような花を咲かせる草の花が、ぐらぐらと沸騰する湯の中でしおれていく様子は想像しただけでも衝撃的です。なぜスターオブベツレヘムは樹木の花に混じって煮沸法によって抽出されるのでしょうか。

一つの球根から花咲く一株のスターオブベツレヘムは小さな存在ですが、群生した姿は森のようにも、樹木のようにも捉えられるのかもしれません。今春、東海のメンバーや千葉のお仲間が、小石川植物園、新宿御苑で出会ったスターオブベツレヘムの群生する風景は、光り輝く夢のような景色だったそうです。
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バッチ博士はこのレメディを「悲しみや苦痛を慰め鎮めるもの」と捉えていました。
鎮めるという文字からは、鎮魂というイメージが浮かびます。生きている私たちだけではなく、戦没者や無縁仏などの、霊的エネルギーを鎮めるものという役割も担っているような気がします。

植物は必要な人のところに生えてくる、と聞いたことはありませんか?
傷ついた時にスターオブベツレヘムが庭に現れ、疲れ果てた時にオリーブが太くなり実をつけ、ため息がアグリモニーを季節外れに開花させ…と、様々な体験がありました。

私たちは大地とも深く関わり合っています…土地や建物の持つエネルギーパターンも…固定化したものではありません。エネルギーパターンは、「波動」と表現されるように…様々な要素が入り交じる流動的な側面を持つのです。…植物は大地の思考形態である。…植物は大地の代弁者である。
「フラワーエッセンスヒーリング」p.144~145


さて、植物としての名前ではオーニソガラム、オオアマナという呼び名が一般的ですが「スターオブベツレヘム」という英名の由来はどこにあるのでしょう。

APG体系による植物分類以前はユリ科であったスターオブベツレヘム。

近東に広く分布していたユリは純潔、潔白、処女性の象徴とされていました。ありふれていたために鳩と関連した呼び名もありました。白い鳩は特に聖なる精霊とキリスト教におけるマリアの受胎の象徴であったといいます。(出典:魂の植物)

ベツレヘムの星は、東方の三賢人にイエス・キリストの誕生を知らせ導いた宗教的な星ですが、その名がつけられた意味はその姿や形から充分に想像できるものだと感じます。

この花はこの世のものではない別の世界の何かを放っている。「魂の植物」p.214-22スタベツ1

スターオブベツレヘムは、生まれる前の世界、死んだ後の世界とつながる花なのでしょう。
私たちは、この感情が過去から来て今に至っているものだと感じる時にスターオブベツレヘムのレメディを選びます。
わき上がる辛い感情の原因が、過去をたどると胸にしまっていた学生時代の1人暮らしのさみしさだった。スターオブベツレヘムを飲んだ晩に、胸のチャクラの辺りにひどい蕁麻疹ができ、翌朝には跡形もなく消えていたというケースも挙げられました。これは、閉じこめていた感情が実体化した後に消えていったというふうにも考えられます。

とても元気な方が、コンサルテーションで選んで飲んだ直後に急にひどく体調を崩され、生まれてから癒やされていないものがあることに思い当たったという体験も出されました。それは自分の行動や責任とは別のものであり、無意識の底から浮上したもの、または、カルマのようにも思えます。

意識していなくても、エネルギー・システムの中に何かショックが残留していて、すべてのエネルギーをブロックしているのかもしれません。そのような場合、スターオブベツレヘムは、滞っているエネルギーが流れるように働くでしょう。「花療法」p.216-5

量子力学的に考えると、過去(カルマ)にアクセスして今を選択し直す(遅延選択実験)ということができるそうですね。無意識にアクセスして意識化することで、過去の蓄積が浮かび上がって癒やされるといいましょうか。今回の人生はこの選択で生きていこうと定めて、輪廻転生していると考えるのも面白いものです。

ヒプノセラピーもある意味では同じようなプロセスをたどりますが、今と関連した、今に必要な過去に飛ぶところが違うそうです。

スターオブベツレヘムのレメディは、私たちの無意識の中のどこにアクセスするかは全く見当がつきませんね。だからでしょうか、不意に浮上した過去の出来事に対して、どう対処してよいかわからずにただ泣いて泣いて…そうやって押さえていた感情がいつしか解放されていくこともありますね。
でも、なんて絶妙なことかと思うのですが、渦中にいる時はわからなくて、スターオブベツレヘムを選べないことが多々あるのです。

基本的に魂は、精神的に機の熟した時に起こった事柄だけを意識に上らせることができます。
「フラワーエッセンス辞典」p.165最後~


心で受け止めるにはあまりに重い時にはまず体に出ることで、準備ができていないまま再度傷つくことを回避してくれることもあるように思います。

そのほか、辞典には「記憶」や「消化」に関連した記述が多く見られるのですが、傷ついた記憶を持ち続けてしまうことや、受けた出来事を自分の中で消化するということについても様々な場面と重ね合わせることができますね。

繊細な人は、他人にはたいしたことのない小さなことを大きく受け止めて、反応しては傷ついてしまうのです。消化しきれないことも傷も記憶もすべて受け止めようとしてしまうのかもしれません。スターオブベツレヘムのタイプということも考えられなくはないです
ね。

記憶は自分の都合のいいように塗り替えられていることもあり、真実が見えにくいものですが、何かに気付いたり真実が見えたりした時は、消化できたらいいなと思います。日常の中で繰り返していることに光を当てていきたいです。
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スターオブベツレヘムは、あらゆる慰めを拒む人に と言われますが、「こんなことで傷ついているなんて言ってはいけないと思っていた」という人のなんてたくさんいらっしゃることでしょうか。

雌しべの子房を囲む雄しべの冠は、ミルクの雫が落ちて跳ねた時にできる形(ミルククラウン)ともいいます。スターオブベツレヘムを選択することは、あなただけの冠をその頭に載せること。そのままのあなたでいてくださっていいのですよ。素直に選べるといいですね。

さて、こんなスターオブベツレヘムを、元気に天寿を全うしてコロっとあちらの世界に行くために使えないものかと思われる方はみえませんか?実際に、ターミナルケアにレスキューが使われ、高い霊性を保って自分の人生の幕を閉じる方のお話しを伺ったことがあります。
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若い人には、人生の苦しみの渦中にある時は学びの時ですから、浮き上がってきたものを見つめて意識化していくプロセスそのものが大切に思えます。すぐに飲むことで、学びきれないこともあるかもしれないと思うのです。
それと比べれば、学びがすでに終わりに近づいた者には、スターオブベツレヘムはよいのかもしれませんね。
来世でそれが効いてくるなんてことも、あったりして…

選ぶタイミングはそれぞれですが、癌として結晶化するほど強いトラウマを抱えているのに、頑としてスターオブベツレヘムをとろうとされない方は、まさに癒やすことさえ自分に許してみえないのだと感じます。怒りは悲しみなのだと、頭ではわかっていても感情が伴わない手強さもあります。そこには熱湯の中で形が壊れていく程の激しさで引き出されるスターオブベツレヘムの力が必要とされています。過去のパターンと定着した人生経験の秩序を打ち壊し、新たなる成長をしていくことを恐れて、このままでいたいと、無意識に拒否しているのでしょうか。

人生に積極的に取り組むことを内面で拒否していることにあります。…死んだふりをして難所を切り抜けようとするかのようです。「花療法」p.218-3

いくつもの名前…眠たがりな奴、正午の目覚め、11時のご婦人
「花と錬金術」p.198-2

トラウマを負った魂を高揚させ、我に返らせ、地上の存在として負う課題に引き戻す。
「魂の植物」p.218-2  


まるで、あなたはいつまで寝ているの?もうやれるわね?と魂を目覚めさせ、人生という土俵に引っ張り上げるようでもあります。優しく癒やすだけではないのかもしれません。
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スターオブベツレヘムは幾何学的な要素をたくさん含んでいます。スターオブベツレヘムの幾何学模様は神聖幾何学模様とも呼ばれ、工芸、建築、紋、その他様々な場面で使われています。花びらやしべの6という数字については、5(人間、物質界) と 7(霊的完成) の間にあり、ドアのような役割をしているという見方もあります。
関係性から学び、楽しく魂が喜ぶ形で奉仕するという6を通り抜け、魂は完成に向かうのです。 
潜在意識(霊界)と顕在意識(物質界)を表す2つの三角形がバランス良く重なったダビデの星の形も、同じ意味合いを内に包み込んでいるように思います。

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数字も星も花もすべて突き詰めていくと同じところにたどり着くのかもしれません。医療も宗教もその根本に流れている大切なものは「愛」であるのと同じです。

ああ、とてもスターオブベツレヘムが飲みたくなってきました
スタベツ6



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Author:bachmania38
東海地区バッチフラワーレメディのプラクティショナーのコミュニティー「BFRP東海」のちょっとマニアックなブログです。

バッチフラワーレメディやレメディの開発者であるバッチ博士の哲学の研究や研修の報告をはじめ、レメディのもとである植物の詳しい観察記録などを綴っていきます。

公式ブログ「バッチフラワー東海だより」のきょうだいブログです。

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