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第11回 レメディ研究部活動報告  クラブアップル

クラブアップル
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クラブアップルの白い花は、純粋な浄化の光をもたらす
先回、「自分に対しても今の自分を批判してしまうというビーチがある。」という話をしましたが、ベクトルが自分に向いた時に、最終的に「そんな自分でも、自分を愛おしく思う」人と、「そんな自分は許せない」人がいて、後者の場合私たちは罪悪感(パイン)や自己嫌悪(クラブアップル)を感じるようです。

『植物のかたちとはたらき』p.223-28に「物質ではない毒が、私たちにはいりこんでいる場合」 とあります。その毒はどこから来ているのでしょう。

自分に対する好悪の気持ちを持っている「自分」は、今世の今を生きる時点での私ですが、そういう思いを抱く私たちは、前世、前々世、そのもっと前、私たちの魂が生まれた時まで遡る過去の自身に本質があり、自己嫌悪の気持ちがある場合には、そこに浄化の光を当てなければならないのではないでしょうか。

違う言い方をすれば、潜在意識のもっと底の部分の自分や、個というものを超えていった先にある神性の部分に目を向けると、顕在意識下での好悪の気持ちの原因がわかると言えるのかもしれません。

私たちのタマネギの皮むきは、意識できる感情に光を当てるものから、無意識の領域にまで広がる巨大なタマネギの皮にまで光を当てなければならないとも表現できます。何度もクラブアップルを必要とする段階がやってくることも、きっとありますね。
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『バッチの花療法』p.101-15~「高次の自己に助けられて高い秩序を持った法則に対して自分の心を開くことができれば、おのずから、距離をとって、ことの真相をきちんとみきわめられるようになり、平静さを取り戻すでしょう。」とありますが、クラブアップルのネガティブな状態は「内なる神性」への敬意の欠如からきているということと、クラブアップルが「失意と絶望」のカテゴリーに含まれることとの関係性がはっきりとわかります。先日の講座で学んだことが実際に確認できたことに、喜びを感じました。

ところで、私たちが共通に理解している言葉に「内なる神性」というものがあります。それを、初めて耳にした人に尋ねられたら、どう答えたらいいのでしょう。

その人の生きてきた経験や表情の奥にある、尊重すべき大切な部分でしょうか?魂の成長のために肉体を持って生まれてきた私たちが,私たちの魂の部分を信じ切る力でしょうか?
自分で自分を癒やすことができると知っていること、そのことを信じることができる力でしょうか?
宇宙を形成する力であり、鉱物、植物、動物、私たちを作り出した力でもある、自然の叡智のようなもので、「神の火花」にあたる個々の中に分かれて存在する一つのものでしょうか?
目に見えない本質の部分でしょうか?
感情や心よりももっともっと深い奥底にある、私を動かし、私をわたしたらしめているものでしょうか?
キリスト教では「神は内にある」と言う言葉もあり、神を知りたければ自分の内面を見つめよということだと思うのですが、まさにその内面にあるもののことでしょうか?

どれが正解でどれが不正解でもありません。質問者がどのような説明を求め、どこまで理解できるのかによって受け止め方も違うことでしょう。講師、又はプラクティショナーが真剣に考えて言葉にして投げかけたことで、その方の思考や心の中に少しずつ形作られていくのかもしれません。大切なことは、私たちが日常の言葉で語り、生活の中で理解してもらえるような努力をするということです。

そして、神を知るには自分を見つめる、という言葉や、宇宙も人間も同じ力から生まれたとしたら
ミクロコスモスとマクロコスモス、下にあるものは、上にあるもののごとし(As above, So below.)
という概念がスッと理解できそうな気がしました。

クラブアップルを提案する時
プラクティショナーとして提案する時、また、自分に選ぶ時、どのような感情にクラブアップルを選ぶのでしょうか。

癌を患った方に。しかし、癌の辛さよりも化学物質過敏症であることの方に注意が向いて、それをなんとかしたいと思っていらっしゃったのです。これはまさにバッチ博士がいわれた、「意識を集中していることに比べ、ほとんど無視されているもっと深刻な病気」ということに最も当てはまるようです。

ニキビに悩む思春期の少年に。気になるニキビにと取り始めたのでしたが、少しずつ自分の感情に気付くようになり、他のレメディも選ぶようになったとのことです。これは、皮膚の表面のニキビに表れたことの奥にある本質に光を当てることで、浮き上がってくるものがあったということでしょうか。

自分と違う人格をお腹に宿した妊婦さんがつわりで苦しい時や、自分の状態が受け入れられにくい時にも提案することがあります。妊娠という人生の一大事に動揺している状態について見ますと、Plutchikの感情の輪では、「動揺」という感情はその他の感情とのバリエーションで新たに「失望」の色を呈するのがわかります。クラブアップルが「失意と絶望」のカテゴリーに含まれることとの一致が絶妙ですね。

クラブアップルは「完璧」ということと深く関連があることから、ロックウォーターが一緒に頭に浮かんでしまうことはないですか?そんな時は、行動から感情がどんな風に動いていくかを見つめてみると良いかもしれません。
(例)子どものスマホにラインが届いた瞬間、つい読んでしまった自分
   ➝そんなことはすべきことでないと頑なに思っている自分(ロックウォーター)
   ➝後悔とともに汚い自分になってしまった気持ち(クラブアップル)

ある書物には、ネガティブな状況が改善されないままでは段階的にスクレランサス➝ロックウォーター➝クラブアップルの状態へと進んで行くというような記述も目にしたことがありますが、ロックウォーターとクラブアップルに関しては、人の手本になるような生き方を目指すあまり、それができなかった時の自分の中に許せない汚点を見つけてしまうのかもしれません。


クラブアップルの樹木としての形と働き
東山植物園のクラブアップルの樹木はまだ若く、樹皮も滑らかでわずかに地衣類がついているだけで
す。花びらも、バッチフラワーに関する多くの書物には外側は薄紅色で、開いた内側は真っ白と書かれていますが、いつも観察するクラブアップルは蕾の時は頬を染めた乙女のように赤味がさしていて、開くにつれ真っ白になります。黄金色と言われる小さな果実も、赤く輝いています。
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P224-26~ 「バッチがクラブアップルを選んだ理由を説明する材料はほとんど見当たりません。」
とありますが、バッチの選んだMalus  sylvestris、又は Malus  pumilaといわれる種にも、白く輝く浄化の光のような花以外には形と働きとの関連は見つけにくいのかもしれません。
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P224-10~ 「根は浅く、水流の引力に引っ張られる」という箇所で、水脈を探知するようにクラブアップルの根が地中に入り込むということから、エネルギーの流れに沿って成長しているのではないかという見方もできそうです。
過去や本質からの流れに沿って、未来からの呼び声に耳を澄ませながら今ここにあることの大切さ。未来を思うあまりに、エネルギーの流れに逆らうような今日の生き方についても少し立ち止まって考えてみたらどうでしょうか。

バッチの哲学
『バッチ博士の遺産』第七章 p54-4~「たとえほんの一瞬でも、身体に心を奪われ、度を超して心配することのないようにし… 身体の外側と内側を清浄にすることはとても大切です。」とあります。クラブアップルの記述にも、清潔、清らか、浄化する、純粋、清めるという言葉がとても多く見られます。
バッチ博士は、内外のどんな病気にも浄化を必要としていることがわかっていたのですね。

身体の表面的な穢れ(と思い込んでいる状態)にも、内面深くにある問題にも光を当てて本質につながりなさいと言われているように感じました。また、生まれてから植え付けられた道徳心や清潔という概念や表面的なもののみにとらわれず、本質を意識する生き方を促されているようでもあります。

すこしずつ膨らむクラブアップルの冬芽から、あと一か月もしたらみずみずしい緑の葉と清らかな花が現れます。浄化の光をいただきに参りましょう。
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bachmania38

Author:bachmania38
東海地区バッチフラワーレメディのプラクティショナーのコミュニティー「BFRP東海」のちょっとマニアックなブログです。

バッチフラワーレメディやレメディの開発者であるバッチ博士の哲学の研究や研修の報告をはじめ、レメディのもとである植物の詳しい観察記録などを綴っていきます。

公式ブログ「バッチフラワー東海だより」のきょうだいブログです。

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