7月のZoomレメディ研究部 活動報告 スクレランサス
- 2022/07/23
- 11:56

スクレランサス背の高い夏草の足もとを覆うスクレランサス。色づく花弁を持たず緑の萼を開くこの花は、38種のレメディの中でも目立たないように感じていました。でもそうではないようです。色地球上に物質体を有して存在するものを、鉱物、植物、動物に分けると、植物と動物は物質体に加えて生き生きとした生命(エーテル体)を持ち、動物はさらに心、感情(アストラル体)を持つと、人智学では考えられています。「百合と薔薇」(...
6月のZoomレメディ研究部 セラトーの回
- 2022/06/27
- 16:01

セラトーバッチのセラトーの近縁種、園芸種名ブルーサファイアCeratostigma plumbaginoidesが、梅雨空のもと涼し気な青い花を咲かせています。じっと見ていると中心に吸い込まれそうな青です。たとえば新しい家づくり。間取り、壁紙、電灯、窓の位置、そこから見える景色、日の当たり具合、空調…ほんとうにたくさんの物事を選択し決定してきたけれど「誰かに決めてもらいたい」「めんどくさい、もういいや」と投げ出してしまいたく...
5月のZoomレメディ研究部 セントーリーの回
- 2022/05/22
- 09:40

セントーリーこの季節、セントーリーの近縁種ハナハマセンブリはスッとした可愛い立ち姿をしています。バッチ博士がレメディを見つけて体系化していく初期に、セントーリーをどのように感じていたのでしょうか。「エドワードバッチ著作集」p.234に、次のような記述があります。…自分の必要や不足を満たすためには、細部にまでこだわります。独裁的で、自分の達成したいことで頭がいっぱいです。これは一見するとバインやバーベイン...
4月のZoomレメディ研究部 バーベインの回
- 2022/04/27
- 19:24

バーベイン四月、この季節のバーベインは種をつけた冬枯れの茎はそのままに、根元にギュッと縮こまっていた濃い緑の葉がゆっくり地面を這うように生長しています。火星の響きを受けた、根や茎の「理想、堅さ、思考、言葉、男性性、スピード、上、外、緊張」という性質と、金星の響きによって開く花の、「現実、柔らかさ、肉体、やさしさ、感覚、女性性、下、内、リラックス」という性質の両方を持つ完成されたバーベインという植物...
3月のZoomレメディ研究部 チコリーの回
- 2022/03/21
- 21:03

チコリー冬枯れのチコリーの茎の根元に、小さな緑のバラ(のような葉)が現れる季節です。スキンシップ「バッチの花療法」p.91 エネルギーが滞ると起こる症候にある、他人とのスキンシップを恥ずかしがることがあるという部分が引っかかります。症候からはクラブアップルも考えられますが、チコリーがマイナスに傾いた状態とこの症候にはどのような関係があるでしょうか。母のような愛情を注ぐチコリーの質を持った人は、その内側...
2月のZoomレメディ研究部 アグリモニーの回
- 2022/02/19
- 10:11

アグリモニー枯れたアグリモニーの葉をかき分けると、そこには柔らかな新芽が顔をのぞかせています。アグリモニーはバラ科キンミズヒキ属の多年草です。花の季節に近づいてよく見ると、小さな黄色いワイルドローズのようにも見えてきます。細い花茎に外向きに花を咲かせる黄色いアグリモニーの花に会えるのはまだまだ先です。自分がアグリモニーのタイプだと気づいたり、今、アグリモニーのマイナスに傾いた状態だと認める時、肩を...
1月のZoomレメディ研究部 ミムラスの回
- 2022/01/23
- 10:42

ミムラス不安と恐れ「バッチの花療法」p.163 にミムラスのエネルギーが滞ると起こる症状について、特定のものに対する恐れや恐怖症。寒さ、暗いところ、病気と痛み、癌、死に対する恐怖、未来に対する不安感、事故、…友達を失うのではないかという恐れ、電話…。緊張のあまり笑い出す。ひとりになることを恐れているのに、人と一緒にいると恥ずかしがり緊張する。と書かれています。誰にでも心当たりがあるのではないでしょうか。で...
12 月のZoomレメディ研究部 クレマチスの回
- 2021/12/25
- 20:49

クレマチス瞑想的な香りのする花は、ぼんやりと境界を無くすように柔らかく輪郭を覆い、今、種となってもフワフワとした白い羽根をつけて、やはり夢のような趣です。それがひとたび飛んで落ちると、羽根の根元のひし形の種が地面に突き刺さり新しい生をはじめてゆきます。大地にしっかりと根を下ろし、光を求めるように伸びやかに育つ茎は葉柄がしっかりと支柱となるものを掴み、自らを持ち上げてゆきます。クレマチスの相反するジ...
11月のZoomレメディ研究部 インパチエンスの回
- 2021/11/23
- 17:54

インパチェンスバッチ博士のインパチェンス(オニツリフネソウ)は日本では北海道に帰化しているそうですが、なかなかお目にかかれる植物ではありません。やっと、近縁種のツリフネソウやキツリフネを信州の山で見つけて、種のはじける様子を実際に見ることができたばかりです。実際のインパチェンスとの距離は決して近くありませんが、インパチェンスの感情は日常的にとても馴染みがあります。響き合うインパチェンス子育て中に繰...
10 月のZoomレメディ研究部 スイートチェストナットの回
- 2021/10/25
- 20:47

スイートチェストナット 栗きんとん、栗汁粉、栗納豆、栗おこわ、モンブラン…栗のおいしい季節です。急に冷え込んで来たので、栗の木も驚いて葉の色を変えている頃でしょうか。西洋では、人々が物質主義に深く入り込んでゆく時代に、暗い地中で成長するナス科の根茎、ジャガイモが取り入れられる前まで、スイートチェストナットは中世の基本的な食品でした。黄金色の黄葉、強い生命力を持つスイートチェストナットはジュピター(木...